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京都国際―山梨学院 二回裏山梨学院無死、本塁打を放つ横山。捕手猪股=小林一茂撮影
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 (19日、第107回全国高校野球選手権大会準々決勝 山梨学院11―4京都国際)

 公式戦初の本塁打が甲子園で飛び出した。山梨学院の横山悠が二回、同点弾を左翼ポール際へ。「芯でとらえられた」。この回一挙5得点の口火を切った。京都国際のエース西村一毅の決め球、チェンジアップには手を出さず、4球目の137キロ直球を振り抜いた。

 1年秋には背番号2をつけ、今春の18歳以下(U18)日本代表候補選手強化合宿のメンバーに選ばれた3年生。六回にも中前適時打を放った4番打者がチームに勢いをつけた。

 2023年の選抜を制した山梨学院だが、過去10度の夏は1勝止まり。「夏は力負けを感じていた」と吉田洸二監督。冬場、丸太を持って50メートルダッシュを繰り返すなど筋力トレーニングに集中的に取り組んだ。

 吉田監督は「3試合目ぐらいからリラックスして振れるようになるかな」と見越していた。3試合で10打数8安打とした横山は「いいスイングができている」。鍛え上げた打線が力を発揮し、13安打を浴びせて昨夏王者を粉砕した。

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